X-Git-Url: http://git.osdn.jp/view?a=blobdiff_plain;f=doc%2Fsample1.tex;h=b4e3f0ea4b2695d80f0f4f92ba9ef6069002a17b;hb=cfd3ad7961c4538d018120a9fa76fab9c157fce4;hp=0aa9592d4031e71feda33427869a5dd49ecc9115;hpb=d8c894d779cacc0a30982ff081b9547bc9f06237;p=luatex-ja%2Fluatexja.git diff --git a/doc/sample1.tex b/doc/sample1.tex index 0aa9592..b4e3f0e 100644 --- a/doc/sample1.tex +++ b/doc/sample1.tex @@ -178,8 +178,7 @@ p\TeX の|\prebreakpenalty|に対応した設定項目である. \itemitem : 文字コードを指定する.一旦補助カウンタに代入されるので, 16進法での数値の指定 (|"abcd|) や,%" 文字トークンによる指定 (|`あ|) も可能である. -\itemitem : penalty の値を0から10000までの自然数で指定する -{\small(範囲外でも可能だが)\inhibitglue}. +\itemitem : penalty の値を$-10000$から10000までの整数で指定する. \item |postbreakpenalty={, }|★\par\noindent 同様に,p\TeX の|\postbreakpenalty|に対応した設定項目である. @@ -403,8 +402,9 @@ $i$番の文字クラスの文字と$j$番の文字クラスの文字の間に \noindent という意味である. -\itemitem |chars|: 文字クラスに属する「文字」達のUnicodeにおけるコード番号を -リストの形|{...}|で記述する. +\itemitem |chars|: 文字クラスに属する「文字」達をリストの形|{...}|で記述する. +文字の指定には,Unicodeにおけるコード番号か,その文字1文字だけからなる文字列(|'字'|のように) +を用いる. どの文字クラスにも属さなかった文字は,0番の文字クラスに属するとみなされる. そのため,0番以外の文字クラスではこの項目は必須である. @@ -453,7 +453,7 @@ Lua\TeX-jaパッケージでは,次のような流れで実際の処理を行 この部分のコードは前田氏のjafontspecパッケージの部分から拝借したが,挿入する文字を|%|から (通常使用されることはないと思われる)|U+FFFFF|へと変更している. -\item {\bf 和文フォントへの置換: |hyphenate|, |hpack_filter| callbacks} +\item {\bf 和文フォントへの置換: |hyphenate| callback} この段階の前では,和文文字であっても,それを内部で表している|glyph_node|~$p$は, 「|\tenrm あ|」のように,欧文フォントが指定されている状態になっている.しかし, @@ -468,7 +468,7 @@ $p$は「現在の和文フォント」の番号もattribute |\ltj@curjfnt|と \item {\bf (luaotfloadパッケージによるグリフ置換等の処理はこの位置で)} -\item {\bf JFM由来glue/kernの挿入: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter|} +\item {\bf JFM由来glue/kernの挿入: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter| callbacks} ここで,JFMに由来する和文文字間のglue/kernを挿入する. 基本的には連続する和文文字(を表すnode)間に挿入するが, @@ -497,7 +497,7 @@ $$ \itemT |\kern| $k$: 本来の$Q$と$P$の間に入る空き(glueであることも). $w$のために自然長を補正している. -\item {\bf |kanjiskip|, |xkanjiskip|の挿入: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter|} +\item {\bf |kanjiskip|, |xkanjiskip|の挿入: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter| callbacks} p\TeX の|adjust_hlist| procedureとほぼ同様の処理を用いて, 和文間glue |kanjiskip|や和欧文間glue |xkanjiskip|を @@ -510,7 +510,7 @@ p\TeX では数字{\tt 0}との間に挿入するかどうかで判定してい \itemT 「漢」と「ffi」間の空白挿入:「漢」と「f」間に入るかで判断 \itemT 「ffi」と「字」間の空白挿入:「i」と「字」間に入るかで判断 -\item {\bf ベースライン補正: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter|} +\item {\bf ベースライン補正: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter| callbacks} この段階では,(主として)欧文文字のベースラインをずらす作業を行う.幸いにして, Lua\TeX で文字を表す|glyph_node|には|y_offset| fieldがあるので,作業は楽である. @@ -523,7 +523,7 @@ Lua\TeX で文字を表す|glyph_node|には|y_offset| fieldがあるので, \itemitem 文字 (|glyph_node|) \itemitem ボックス・rule(文中数式内部).これによって,数式全体が下がったように見えるはず. -\item {\bf 和文文字の幅の補正: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter|} +\item {\bf 和文文字の幅の補正: |pre_linebreak_filter|, |hpack_filter| callbacks} 例えば,括弧類は「フォント中では全角幅だが,組版では半角幅として扱う」ことが多いが,このように 文字幅を補正する処理を最後に行う.jafontspecパッケージのように,補正対象となる|glyph_node|~$p$%