-% コミュニティ版では、アスキーによる仕様を維持することとし、
-% |openany|オプションの場合は|\cleardoublepage|ではなく|\clearpage|が
-% 発行されます。もし|\cleardoublepage|が起きてほしい場合には、
-% 明示的に挿入してください。(参考:latex/2754)
+% コミュニティ版では、一旦はアスキーによる仕様を維持しようと考え
+% ました(2016/11/22)が、以下の理由により二回目の修正にも追随する
+% ことにしました(2017/03/05)。
+%
+% アスキー版での|\frontmatter|と|\mainmatter|の改ページ挙動は
+%\begin{quote}
+% |openright|なら|\cleardoublepage|、|openany|なら|\clearpage|を実行
+%\end{quote}
+% というものでした。しかし、|\frontmatter|及び|\mainmatter|はノンブルを
+% 1にリセットしますから、改ページの結果が偶数ページ目になる場合
+% \footnote{縦tbookのデフォルト(openright)が該当するほか、横jbookと
+% 縦tbookのopenanyのときには成り行き次第で該当する可能性があります。}に
+% ノンブルが偶奇逆転してしまいました。このままでは|openany|の場合に両面
+% 印刷がうまくいかないため、新しいコミュニティ版では
+%\begin{quote}
+% 必ず|\pltx@cleartooddpage|を実行
+%\end{quote}
+% としました。これは両面印刷(twoside)の場合は奇数ページに送り、
+% 片面印刷(oneside)の場合は単に改ページとなります。(参考:latex/2754)