+まず,行末が文字クラス$n$の\textbf{Jachar}であった場合,
+それを動かすことによって,\textbf{JAglue} が負担する調整量を少なくしようとする.
+この行末文字の左右の移動可能量は,JFM中にある文字クラス$n$の定義の
+\texttt{end\_stretch},~\texttt{end\_shrink}フィールドに全角単位の値として記述されている.
+
+例えば,行末文字が句点「。」であり,そこで用いられているJFM中に
+\begin{verbatim}
+ [2] = {
+ chars = { '。', ... }, width = 0.5, ...,
+ end_stretch = 0.5, end_shrink = 0.5,
+ },
+\end{verbatim}
+という指定があった場合,この行末の句点は
+\begin{itemize}
+\item 通常の\TeX の行分割処理で「半角以上の詰め」が行われていた場合,
+この分の行中の\textbf{JAglue}の負担を軽減するため,
+行末の句点を半角だけ右に移動する(ぶら下げ組を行う).
+\item 通常の\TeX の行分割処理で「半角以上の空き」が行われていた場合,
+逆に行末句点を半角左に移動させる(見た目的に全角取りとなる).
+\item 以上のどちらでもない場合,行末句点の位置調整は行わない.
+\end{itemize}
+となる.
+
+行末文字を移動した場合,その分だけ\textit{total}の値を引いておく.
+
+\subsection{グルーの調整}
+\textit{total}の分だけが,行中のグルーの伸縮度に応じて負担されることになる.
+……