+\pTeX 系列では,\Pkg{tarticle}, \Pkg{tbook}, \Pkg{treport}といった
+\emph{縦組クラスを使う場合}に,
+\begin{lstlisting}
+\usepackage[...]{lltjp-geometry}
+\usepackage[...]{geometry}
+\end{lstlisting}
+と,\Pkg{geometry}パッケージの前に読み込む.
+
+\subsection{縦組クラスか否かの判定}
+\label{ssec:auto}
+本パッケージは,以下のいずれかが該当する場合に「現在のクラスは縦組クラス」と自動判定し,
+\Pkg{geometry}パッケージ読み込み直後にパッチを当てる:
+\begin{enumerate}
+ \item \Pkg{geometry}パッケージを読み込む際に,現在の組方向が縦組になっている.
+ \item \cs{AtBeginDocument}により指定される,\cs{begin\{document\}}\>時に実行される内容に
+ \cs{tate}(というトークン)が含まれている.
+ \item 本パッケージを読み込む際に\texttt{force}オプションが指定されている.
+\end{enumerate}
+\LuaTeX-jaで縦組クラスを利用する場合は主に1.の,
+\pTeX 系列で縦組クラスを利用する場合は主に2.の状況となる
+\footnote{%
+ 標準縦組クラスでは,\cs{begin\{document\}}\>の内部で組方向を縦組に変更する.
+}.