test/test17-priority.tex

   1 %#!lualatex
   2
   3 \documentclass{ltjsarticle}
   4 \usepackage{luatexja-fontspec,luatexja-adjust,xcolor,amsmath,amssymb}
   5
   6 \def\sq{%
   7   \hbox to 1\zw{\hss\fboxsep=-.5\fboxrule\fbox{%
   8   　\hskip\dimexpr-.5\zw-.2pt\vrule width.4pt height.08\zw depth.12\zw%
   9   \hskip\dimexpr.5\zw-.2pt\relax}\hss}}
  10 \def\sb{\hbox to 1\zw{\hss\fboxsep=-.5\fboxrule\fbox{%
  11   ■\hskip\dimexpr-.5\zw-.2pt\vrule width.4pt height.08\zw depth.12\zw%
  12   \hskip\dimexpr.5\zw-.2pt\relax}\hss}}
  13 \newbox\gridbox
  14 \setbox\gridbox=\hbox to 20\zw{\sq\sq\sq\sq\sb\sq\sq\sq\sq\sb\sq\sq\sq\sq\sb\sq\sq\sq\sq\sb}
  15 \def\outbox#1{%
  16   \leavevmode\hbox to 2em{\tt #1\hss}\vrule
  17   \textcolor{cyan!50!white}{\copy\gridbox}\hskip-20\zw\copy0\vrule\par
  18 }
  19
  20 \ltjdisableadjust
  21 \long\def\testbox#1{%
  22   \textcolor{red!80!black}{\ltjenableadjust[all, lineend=extended]
  23     \setbox0=\vbox{%
  24       \hsize=20\zw#1%
  25         }\ltjdisableadjust\outbox{ON}}\par
  26   \textcolor{black!90!white}{%
  27     \ltjdisableadjust\setbox0=\vbox{%
  28           \hsize=20\zw#1%
  29     }\outbox{OFF}}\par\medskip
  30 }
  31
  32 \usepackage[textwidth=52\zw,lines=47,centering]{geometry}
  33 \parindent0pt
  34 \begin{document}
  35 \jfontspec[YokoFeatures={JFM=hang}]{ipam.ttf}
  36
  37 \ltjsetparameter{kanjiskip=.0\zw plus .4pt minus .5pt}
  38 {\tt kanjiskip: \ltjgetparameter{kanjiskip}
  39
  40 \ltjsetparameter{xkanjiskip=.25\zw plus .25\zw minus .125\zw}
  41 xkanjiskip: \ltjgetparameter{xkanjiskip}}
  42
  43 このテストでは，行末の句読点・中点類の位置調整を有効にした
  44 \texttt{jfm-hang.lua}を用いている．
  45 \begin{itemize}
  46 \item 句点は，調整量に合わせて，ぶら下げ，全角取りの2種類から選択される．
  47 \item 読点は，調整量に合わせて，ぶら下げ，二分取り，全角取りの3種類から選択される．
  48 \item 中点類は，行末に四分空きを追加することのみ対応．
  49 詰める際の「直前の四分空きも取る」は未実装，
  50
  51 \item \texttt{lineend=true}のときは，\TeX による行分割後に行末文字の位置調整が行われる．
  52 行われる条件は，
  53 \begin{description}
  54 \item[最終行以外] 無限大の伸長度を持つグルーが関わっていない
  55 \item[最終行] 無限大の伸長度を持つグルーは\verb+\parfillskip+のみで，かつ
  56 \begin{align*}
  57  \min\{(\hbox{許される最小の行末文字と行末の間}),0\}
  58   &\leq(\hbox{\texttt{\textbackslash parfillskip}のこの行における実際の長さ})\\
  59   &\leq\max\{(\hbox{許される最大の行末文字と行末の間}),0\}
  60 \end{align*}
  61 となっている
  62 \end{description}
  63
  64 \item \texttt{lineend=extended}のときは，\TeX による行分割の時点で行末位置の文字調整を考慮
  65       する．但し，段落の最後の文字については例外的に行わず，代わりに
  66 上の「\texttt{lineend=true}の場合」の最終行のときと同じ補正を行う．
  67 \end{itemize}
  68
  69 \testbox{%
  70 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
  71 %あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと
  72 }
  73
  74 \testbox{%
  75 あいうえおかきくけこ「「さしすせそたちつて
  76 }
  77
  78 \testbox{%
  79 あうえおかきAI M M Dこさ\texttt{DO i=1,10}『
  80 }
  81
  82 \testbox{%
  83 「\texttt{\textbackslash expandafter}ユーザの集い」が開催された
  84 }
  85
  86 \testbox{%
  87 あいうえおきくけこ「」さ123456そたちつて
  88 }
  89
  90 \typeout{あいうえお}
  91
  92
  93 \def\pTeX{p\kern-.2em\TeX}
  94 \testbox{%
  95 日本で\pTeX，p\LaTeX がよく使われている。
  96 }
  97
  98 中点類の空き詰めは括弧類より優先
  99 \typeout{中点類の空き詰め}
 100
 101 \testbox{%
 102 あいうえおかきくけ・こさしすせそたち「「あ
 103 }
 104
 105 中点類の後ろ空き（\verb+\parfillskip+を0にしている）
 106
 107 \testbox{%
 108 \parfillskip0pt日本では\pTeX，p\LaTeX が使われている。
 109 }
 110 \testbox{%
 111 \parfillskip0ptあいうえおかきくけこさしすせそたちつて・
 112 }
 113
 114 行末の句点
 115 \typeout{行末の句点}
 116
 117 \testbox{%
 118 あいうえおかきくけこさしすせそたちつて．
 119 }
 120 \testbox{%
 121 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width .25\zw て．
 122 }
 123 \testbox{%
 124 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width .5\zw て．
 125 }
 126 \testbox{%
 127 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width .75\zw て．
 128 }
 129 \testbox{%
 130 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width 1\zw て．
 131 }
 132
 133 行末の読点
 134 \typeout{行末の読点}
 135
 136 \testbox{%
 137 あいうえおかきくけこさしすせそたちつて，
 138 }
 139 \testbox{%
 140 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width .25\zw て，
 141 }
 142 \testbox{%
 143 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width .5\zw て，
 144 }
 145 \testbox{%
 146 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width .75\zw て，
 147 }
 148 \testbox{%
 149 あいうえおかきくけこさしすせそたちつ\vrule width 1\zw て，
 150 }
 151
 152 \newpage
 153
 154 \def\USTCON{\hbox{USTCON}}
 155 \def\sample#1{\small\hsize=17\zw\jfontspec[YokoFeatures={JFM=hang}]{ipam.ttf}
 156 {\centering\scriptsize\textbf{\ttfamily #1}\par}\parindent1\zw%
 157 \ltjsetparameter{kanjiskip=.0\zw plus .4pt minus .5pt}
 158 1913年、ニールス・ボーアはラザフォードらによって得られた原子構造と、それ以前から報告されて
 159 いた原子のスペクトル線に関する結果から、原子に束縛された電子はある定常状態にあって、定常状
 160 態の電子は電磁波を放出せず、原子のスペクトル線の周波数は電子が異なる定常状態へ遷移する際に
 161 生じるエネルギー準位の差によって決定される、という仮定を導き出した。このモデルは今日、
 162 ボーアの原子模型と呼ばれる。ボーアは定常状態に関する仮定から、水素原子の問題に関する量子条
 163 件を得た。この量子条件はボーアの量子条件（英: Bohr's quantum condition）と呼ばれる。ボーア
 164 の量子条件によって、原子の定常状態が実現し得るためには水素原子核の周りを運動する束縛電子の
 165 角運動量が換算プランク定数の整数倍になっていなければならないが、その物理的な意味は明らかで
 166 はなかったが、後にド・ブロイの物質波を導入することで電子波が軌道上で定常波を成す条件として
 167 理解されるようになった。1915年から1916年にかけてアルノルト・ゾンマーフェルトによってボーア
 168 の方法が拡張された。ゾンマーフェルトによる量子条件はボーア＝ゾンマーフェルトの量子化条件と
 169 して知られる。ゾンマーフェルトはボーアの理論をニュートン力学の形式から解析力学の正準形式に
 170 置き換え、これにより1つのエネルギー準位に対して、ボーアの円軌道の他に楕円軌道をとる束縛電
 171 子が存在することが示された。これにより磁場中の原子のスペクトルが分裂するという正常ゼーマン
 172 効果は、同じエネルギー準位を持つ異なる電子軌道が、磁場によって別々のエネルギー準位を持つこ
 173 ととして理解できるようになった。ボーアのモデルについて、電子が定常状態から別の定常状態へ遷
 174 移する機構は知られていなかったが、アルベルト・アインシュタインは1917\nobreak 年に、原子核崩壊からの
 175 類推によって、電子・原子核系すなわち原子の状態遷移が確率的に起こるというモデルを導入した。
 176 アインシュタインは、自身のモデルと古典的な統計力学を組み合わせることにより、原子集団の熱放
 177 射のエネルギー分布としてプランクの公式が得られることを示した。
 178 }
 179
 180
 181 \ltjenableadjust[lineend=extended, priority=true]
 182 \setbox40000=\vtop{\sample{lineend=extended, priority=true}}
 183 \ltjdisableadjust
 184 \ltjenableadjust[lineend=true, priority=false, priority=true]
 185 \setbox40002=\vtop{\sample{linened=true,priority=true}}
 186 \ltjdisableadjust
 187 \ltjenableadjust[lineend=false, priority=false, priority=true]
 188 \setbox40004=\vtop{\sample{lineend=false,priority=true}}
 189 \ltjdisableadjust
 190 \ltjenableadjust[lineend=extended, priority=false]
 191 \setbox40010=\vtop{\sample{lineend=extended, priority=false}}
 192 \ltjdisableadjust
 193 \ltjenableadjust[lineend=true, priority=false, priority=false]
 194 \setbox40012=\vtop{\sample{linened=true,priority=false}}
 195 \ltjdisableadjust
 196 \ltjenableadjust[lineend=false, priority=false, priority=false]
 197 \setbox40014=\vtop{\sample{lineend=false,priority=false}}
 198 \ltjdisableadjust
 199
 200 \noindent
 201 \vrule\copy40000\vrule\hfill\vrule\copy40002\vrule\hfill\vrule\copy40014\vrule
 202
 203 \begin{flushright}
 204  出典：Wikipedia日本語版「量子力学」の記事（一部，改段落削除），2016/08/10閲覧\\
 205 \catcode`\%=11\texttt{https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E5%AD%A6}
 206 \end{flushright}
 207 \newpage
 208 \noindent
 209 \vrule\copy40000\vrule\hfill\vrule\copy40002\vrule\hfill\vrule\copy40004\vrule
 210
 211 \end{document}